INTERVIEW

一人ひとりが楽しく働けるそんな職場環境を目指して

平成10年10月 採用

上田 大輔

広島大学学術・社会連携室図書館部図書学術情報企画グループ

仕事の内容

主な業務はライティングセンターの運営、出版会での書籍出版です。ライティングセンターでは大学院生のチューターによる個別相談や教員等と協力して英語論文のセミナーを実施しています。書籍出版では、本学教員の研究・教育成果を出版するために、原稿の取りまとめや校正等を行っています。その他には機関リポジトリの管理やイベントの企画・実施も行います。図書系職員は学習と研究支援の両方に関われることが大きな魅力です。また先生方と一緒に仕事をすることも多く、感謝の言葉をいただけるのが、モチベーションになります。

留学生

日本語のライティング支援に加えて、新たに英語での支援も行うことになり、留学生にチューターとして参加してもらうことに。英語での会話は不安でしたが、彼らの明るく真摯な姿勢に触発され、率先してコミュニケーションを取れるようになりました。アジアや南米等、背景の異なる学生たちとの触れ合いの中で感じたのは、文化が違っても人間として共通している点が必ずあるということ。この業務に携わっているからこそできる、新たな学びを経験させてもらうことができました。

Q&A

スキルアップのために心掛けていることは何ですか?
学術的な執筆の基本となるアカデミックライティングの国内外のトレンドや事例等を積極的に収集し、常に最新の情報を把握するように努めています。中四国の事業委員会や県内の大学図書館とともに研修を企画することもあり、大学を越えた仕事を行うこともしばしば。他大学と協力しての業務では、各大学の特色ある取り組みに触れる機会が多くあります。多種多様なロールモデルを見る良いきっかけにもなり、自分の職場での業務に役立てたいです。
自身が言われて一番うれしかった言葉は何ですか。
他部署へ異動になった方や退職者から、「一緒に働くことができて楽しかった」と言ってもらえたことは何よりもうれしかったです。一日の大半を費やす仕事の時間を楽しむことは重要です。職場でのウェルビーイングを実現できるよう、係内で自分たちが目指す職場環境について、考え方や行動の指針などをまとめて共有しました。そういった取り組みが実を結んだように感じられ、達成感を感じています。

業務の流れ

書籍出版に関する業務の流れ

6月

応募原稿の審査

応募があった出版企画書と原稿をまとめて、委員に審査を依頼します。会議で審議したのちに、著者に審査結果を通知します。

9月

査読

審査を通った原稿について査読を依頼し、査読結果をもとに著者に原稿の修正を依頼します。

2月

原稿整理・校正

原稿のわかりにくい点や誤字脱字、言葉の間違いがないか等を確認し、著者にコメントを返します。